はじめに

オプション取引は、日本株だけでなく、米国株でも利用できる。
米国株オプション取引を日本で行う場合、証券会社が限られる。
私は、サクソバンク証券を利用している。

私の基本の取引戦術は、「プット売り(ターゲットバイイング)」と「コール売り(カバードコール)」の2種である。
サクソバンク証券にてプット売りを行う場合、6段階に分類されるリスクレートに応じた証拠金を用意しておかなければならない。
しかしその場合はレバレッジを利かせている状態であり不安が残る。
そこで、原資100%の資金を該当のオプション取引サブ口座に振り込んでおくことをお勧めする。

本記事の概要

この記事では、サクソバンク証券の米国株オプション取引(コール売り)において、「This option has a high risk rating (6) and cannot be short-sold」とエラー表示された場合、何が原因か、どう対処すべきかを解説する。

 

画像 - risk rationg 6 error サクソバンク証券

トップに「This option has a high risk rating (6) and cannot be short-sold,」の文章が出現し、Call 売り ができない状態。同銘柄は、すでに100株保有しているにもかかわらず、このようなエラーが出るのはなぜか?

risk rating (6) エラー :原因

このエラーは、サクソバンク証券が当該銘柄に対して、独自でリスク評価を行い、それがレベル6に該当しているため、コール売りができないという意味である。

このエラーについては、私がサクソバンク証券に電話して確認した。

そこで分かったことは、

  • リスクレート(6)の銘柄は、コール・オプションの売りができない銘柄であること
  • リスクレートは、サクソバンク証券が独自で設定しているものであること
  • リスクレートのレベルは1から6の6段階あること
  • 銘柄ごとに時価評価額などを基準に独自の方法でレベル設定をしていること

ユーザーの私からすると、なんでそんな勝手な設定をするのか?と思った。質問したところオペレーターは「ご理解ください」とのことであった。

フリーキャッシュフロー、時価評価額、株価、オプション取引のチケット数などを40程の銘柄で私なりに比較してみた。しかし、どれが主な原因でリスクレーティング6と判断されているのかわからなかった。

おそらく総合的な要因なのだろう、と思う。

リスクレーティングが今後の再評価によって変更になる場合ももちろんある。が、リスクレート(6) の銘柄は、そう簡単には改善しないであろう。

risk rating (6) エラー :対処

その後、私は検証し、

  • リスクレート6であっても プット売り はできること
  • リスクレート1から5であれば、コール売り はできること(リスクレート6のみ コール売り ができないだけ)

を発見した。

よって、自分がオプション取引したい銘柄のリスクレーティングがレベル1から5であるかどうかを事前に調査しておく必要がある。

つまり、すでに保有してしまっているリスクレート6の銘柄を今後は

  • そのままポジションを保有する
  • スタンダード注文(成行、指値、逆指値)で売る
  • 新規ポジションをスタンダード注文やオプション取引のプット売りで建てる⇒ナンピンのような感じ

といった対処法が考えられる。

極論は、リスクレートが6になると予想される銘柄には手を出さないことが最も大切な事であるといえる。

 

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